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包茎手術は保険適用になる?条件・費用相場・メリット&デメリットまで徹底解説!

包茎豆知識

包茎手術を考えている人にとって、懸念点の一つのなるのが料金ではないでしょうか。
「保険を適用できれば安く受けられるかもしれないけど、実際どうなんだろう?」と考えている方もいるかもしれません。

結論からお伝えすると、包茎手術は原則自由診療です。
特に仮性包茎の場合は、亀頭部分が清潔に保たれていれば生活や性機能には影響が少ないので、自由診療となります。

しかし、真性包茎やカントン包茎は、保険が適用されるケースがあります
本記事では、「包茎手術が自由診療である理由」「保険適用になる包茎手術について」や「包茎手術を受けるときのクリニックの選び方」などについて解説ししていきます。

 

保険適用になるのは「真性包茎」と「一部のカントン包茎」です

種類特徴治療の必要性保険適用の可
仮性包茎平常時は亀頭が包皮に覆われるが、手でめくれば(勃起時も)露出できる多くのケースは医学的治療は不要。ただし狭さや炎症などがある場合は受診推奨。原則、保険適用外(自由診療)
真性包茎包皮口が狭く、平常時・勃起時とも亀頭を露出できない衛生・排尿などの問題につながるため治療が一般的保険適用あり
カントン包茎めくれた包皮が戻らず亀頭根部を締め付け、血流障害を起こし得る状態緊急治療が必要保険適用あり

保険適用できるのは、「真性包茎」と「緊急手術が必要な一部のカントン包茎」のみです。
日本人の約60~70%は仮性包茎であると言われていますが、実は仮性包茎は保険適用できません。
「真性包茎」や「緊急に手術の必要がある包茎(一部のカントン包茎)」など、「日常生活の中で支障を及ぼしてしまう包茎」が前提となります。

真性包茎とは、通常時・勃起時どちらのペニスも、亀頭が包皮に完全に覆われている状態です。
中には、皮を無理やり剝けば、亀頭の一部を露出させられるタイプの方もいます。
しかし、「亀頭を完全に露出できない」状態であれば、それは真性包茎です。
真性包茎には、下記のようなデメリットが存在します。

  • 包皮の内部が不衛生な状態となり、陰茎癌になるリスクが高まる
  • 性病に感染するリスクが高まる
  • 性交渉が難しくなる など

真性包茎は機能面において「正常な状態ではない」と判断されるため、保険を適用して包茎手術が受けられるのです。

また、緊急手術が必要な包茎とは、例えば包皮の先端部分が狭くて、剥いた包皮が亀頭頸部で陰茎を締め付けてしまって元に戻らなくなり、その状態のままでは細胞が壊死する可能性がある状態を言います。
このような一部のカントン包茎では大きなリスクがあることから、保険を適用して包茎手術が受けられるケースがあります。

 

保険が適用されるのは、「病気の治療」とみなされる場合です

包茎には複数の種類があり、それぞれ医学的な意味合いが異なります。
保険適用になるかどうかは、「包茎の種類」と「日常生活に及ぼす影響の大きさ(医学的必要性)」によって決まります。

健康保険が適用される医療行為の原則は、「病気の治療」と見なされるものです。
例えば、下記のようなケースが当てはまります。

  • 包皮炎や亀頭炎を繰り返している
  • 排尿時に痛みを感じる
  • 排尿そのものが困難である
  • 尿が飛び散るなどの排尿障害がある
  • 包皮内に垢が溜まりやすく不衛生な状態である
  • 真性包茎で炎症を起こしている
  • カントン包茎になっている

真性包茎とカントン包茎の症状を表にまとめました。

真性包茎カントン包茎
症状
  • 排尿障害を繰り返す
  • 亀頭包皮炎
  • 感染症や合併症の可能性
  • 陰茎がんのリスク
  • 亀頭の締め付けによる血流障害

上記のように、真性包茎とカントン包茎は、「病気」や「緊急に治療が必要な状態」と診断されることが多いです。

一方、仮性包茎は、「排尿が困難である」「性交渉に障害を及ぼす」などの機能的な問題がないため、病気とは見なされにくい傾向にあります。
仮性包茎による見た目の改善、コンプレックス解消を目的とした手術は「美容目的」と判断されるので、原則として保険適用外(自由診療)となるのです。

ご自身がどの包茎に該当するか、保険適用の対象となるかどうかについて、自己判断は絶対にしないでください。
泌尿器科など、専門家である医師の診察を必ず受けるようにしましょう。

 

保険適用で包茎手術を受けるための「条件」「費用」「流れ」について解説します

【ステップ1】現状を整理し、受診の準備をする

まず最初に、「なぜ包茎手術を考え始めたのか」「どんなことに困っているか」を整理しましょう。

  • いつ頃から気になり始めたか?
  • 尿が出にくい、尿が飛び散るなど、排尿時に困っていることはあるか?
  • 包皮や亀頭に炎症(赤み・腫れ・かゆみ・痛み等)を繰り返したことはあるか?
  • 汚れが溜まりやすい、臭いが気になるなど、衛生面で困っていることはあるか?
  • 性行為の痛みや挿入しずらいなど、困ることはあるか? など
診察時に忘れずに伝えられるように、事前にメモをしておくと良いでしょう。
「何となく気になる」というケースだけではなく、「いつ炎症を起こしたか」「排尿にどれくらいの時間を要するか」など、具体的な情報を伝えることができると、医師もより正確な診断を行えます。

【ステップ2】信頼できる泌尿器科医に相談する(診察してもらう)

【ステップ1】で準備しておいた内容について、医師にしっかりと伝えます。
また、保険適用での手術を考えている場合、その旨を忘れずにつたえることが大切です。

せっかくの機会ですし、気になる点や不安なことは遠慮なく相談しましょう。

【ステップ3】医師に保険適用の判断をしてもらう

医師による診察、検査などの結果、保険適用の可否に必要な判断をしてもらいます。

  • 包茎の種類(保険適用可能な真性包茎、カントン包茎か?)
  • 排尿困難、炎症の繰り返しなど、病気治療は必要か?

【ステップ4】費用相場を確認する

費用相場10,000~30,000円程(3割負担の場合)
別途かかる費用初診・再診料、検査代、麻酔代、薬代など
高額療養費制度自己負担額が上限を超えた場合、超過分が払い戻しになる

【ステップ5】手術の種類・内容を理解する

項目環状切除術背面切開術
目的・適応余剰・狭窄した包皮を帯状に切除して根治を図る標準術式。
真性包茎や再発予防の根本治療に用いられる。
包皮口を縦に切開して口径を広げる術式。
カントン包茎など急性期の減張・還納や強い狭窄の一時対応に有用。
落ち着いた後に環状切除へ移行することも。
手技の概要冠状溝付近と根元側で輪状切開→断端を縫合。
溶ける糸を用いることが多い。
背側(包皮の上側)を縦に切開→横方向に縫合して開大。
麻酔・所要時間・主に局所麻酔
・30〜60分程度
・日帰りが一般的
・主に局所麻酔
・20〜40分程度
・急性期でも対応しやすい
保険適用の位置づけ真性包茎・カントン包茎など医学的必要性がある場合に保険適用。・左同(真性/カントンなど)
・急性期の応急処置として保険適用され得る
メリット・標準的で根治性が高い
・仕上がりが安定しやすい
・カントンや強い狭窄時に迅速に解除できる
・切開範囲が比較的少ない
デメリットツートンカラーや縫合痕が目立つことがある仕上がりが不均一になりやすく、仮性包茎が残ることがある
保険適用で行う包茎手術は、あくまで機能改善(病気の治療)が目的です。
美容的な仕上がりに対する期待は、控えめにしておいたほうが良いかもしれません。

【ステップ6】手術と術後の注意点を確認する

  • 日帰りが多いが、医院によっては短期入院のケースもある。
  • シャワーは翌日からOKだが、入浴・激しい運動・性行為は一定期間控える必要がある。

 

保険を適用した場合、包茎手術代の相場は20,000~30,000円です

保険適用の場合、自己負担額は3割です。
金額は診療報酬点数(1点=10円)に基づいて計算されますが、包茎手術の場合、「背面切開術は830点」「環状切除術は2,040点」と定めらています。
しかし、手術代以外にも診察料や麻酔代、薬代、場合によっては入院が必要になることがあり、全てを含めた総額は20,000〜30,000円ほどになるのが一般的です。

保険を適用した包茎手術は、あくまで「病気を治すこと」を目的としているため、見た目の仕上がりを重視することはできません。
保険適用での包茎手術を検討する際は、事前に「病院やクリニックの費用」「保険適用の範囲」をしっかり確認し、把握しておくことが大切です。

 

「保険適用」と「自由診療」は、同時に受けることはできません

もしかしたら、下記のように考えている方もいるかもしれません。
『包茎は保険を適用して治療して、見た目は自費でキレイにしてもらおう』
『包茎手術だけ保険適用でやって、同時に行う亀頭増大術は自由診療でやってもらおう』

しかし、日本の医療保険制度においては混合診療は原則として禁止されており、保険適用と自由診療を併せて行うことはできないので注意が必要です。
混合診療禁止の法的根拠を日本医師会総合政策研究機構がまとめているので、気になる方は確認してみてください。

 

保険適用で包茎手術をするメリット&デメリットを解説します

観点メリットデメリット
費用負担健康保険が適用され、年齢・所得区分に応じた自己負担(70歳未満は3割)自己負担はゼロではない
公的支援高額療養費制度により、ひと月の自己負担が上限額を超えた分は払い戻し対象適用には手続き・要件の確認が必要
医療内容安全性・有効性が確認された標準治療の枠内で実施される(医学的必要性に基づく)混合診療は禁止のため、同一の治療過程で保険外の美容的オプションを同時付加できない
適用範囲真性包茎や緊急のカントン包茎など病態の治療に該当する場合は対象になり得る仮性包茎は原則適用外。
見た目のみの改善は自由診療での対応。
期待できる効果排尿障害・衛生上の問題・嵌頓の再発予防など、機能改善に直結審美的な仕上がり(デザインや傷跡位置の細かな指定)は、保険の枠外になりやすい
受療先大学病院・総合病院・地域の泌尿器科など、公的保険の範囲で受診可能医療機関により受け入れ体制が異なる。
希望の術式・日程・アフターケアは施設の方針に依存。
おさえておくべきポイントは、大きく3つあります。
  1. 費用面の安心感
    保険が適用されると、窓口負担は年齢・所得区分に応じた割合(70歳未満は原則3割、70〜74歳は原則2割、75歳以上は原則1〜2割・条件あり)で済みます。
    自由診療に比べて自己負担を大きく抑えられるのが最大の利点です。
  2. 高額療養費制度でさらに負担軽減
    同じ月(1日〜末日)の医療費自己負担が上限額を超えた場合、超過分は後日支給されます。手術・入院などで費用がまとまる場合、上限管理で家計の急激な負担増を避けられるでしょう。
  3. 審美オプションの“足し算”は不可(混合診療の原則禁止)
    同一の治療で、保険診療と自由診療を併用することは原則できません。
    美容的な縫合デザイン等を同時に加えると保険部分まで自己負担になる可能性があるため、機能改善を優先するのが保険診療の基本スタンスです。
なお、実際の適用可否・金額などは、個々の病状と医療機関の算定・運用方法によって異なります。
受診先で保険適用の範囲と見積を必ず確認するようにしましょう。

 

「保険適用」と「自由診療」の違いを確認します

観点保険適用(泌尿器科)自由診療(包茎クリニック等)
目的機能改善(衛生・排尿・嵌頓の再発予防)審美性・デザイン重視(見た目のこだわり)
適応真性包茎/カントン包茎など医学的必要性あり。
仮性は原則対象外
仮性を含め希望ベース。
保険適用は行わないクリニックが多い
費用根拠診療報酬:K828 背面切開830点/環状切除2,040点+諸加算。
自己負担は年齢・所得区分(例:3割)
全額自己負担
(クリニックごとに価格設定・オプションで増減)
費用相場自己負担1〜3万円程15〜35万円程
仕上がり標準化・再現性重視。
見た目の細かな指定は難しい
目立ちにくい縫合線など、デザインの希望を反映しやすい
併用可否混合診療は原則不可
(同一手術で自費オプションを同時追加×)
保険との同時併用不可
完全自費
経済的保護月内上限超は高額療養費制度で払い戻し対象制度の対象外(原則)
プライバシー配慮共同待合室・男女混在のことが多い個室待合室・男性スタッフのみの対応が多い
アフターケア通常外来時間で対応
再診は保険算定
24時間ホットラインや無料再診期間など充実

保険適用ができるのは「病気としての治療」を要する状態のみなので、真性包茎やカントン包茎が対象になり、仮性包茎は原則含まれません。
一方、自由診療は仕上がりの見た目・デザインを重視する美容志向の手術が中心なので、仮性包茎でも問題なく手術できます。
包茎手術などの専門クリニックは「自然で目立たない仕上がり」など審美面の訴求が強く、保険適用は行わない運用を行っているとこをが多いです。

費用について、保険適用の場合は診療報酬点数に基づいて計算され、70歳未満の方は3割負担で済みます。
一方、自由診療の場合は、全額自己負担です。
金額は、各クリニックの料金体系(基本手術料+麻酔・オプション等)で差が出ます。

仕上がりについて、保険適用の場合は、縫合ラインやツートンカラーなど見た目の配慮は限界があるので過度な期待はしない方がいいでしょう。
一方、自由診療は仕上がり重視のデザインや縫合、傷の目立ちにくさなどに注力できるので、仕上がりや見た目の良さは希望を反映しやすいです。

 

地域別おすすめの包茎クリニック

全国の地域別に、包茎手術を行っているおすすめのクリニックを紹介しています。
保険適用が可能な泌尿器科だけではなく、包茎専門のクリニックも紹介しています。
Googleマップの口コミ評価、料金、アフターフォロー体制やプライバシー配慮などについて書かれているので、ぜひ参考にしてみて下さい。

【エリア】【店舗名】
北海道札幌
東北宮城県(仙台
関東東京都(新宿池袋新橋八王子上野秋葉原立川渋谷神田
埼玉県(大宮
山梨県(甲府
栃木県(宇都宮
千葉県(船橋
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当記事作成にあたって参考にしたサイト

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